- 所在地大阪府
- 店舗数1店舗
- 抱えていた課題他社クラウド型電子薬歴からの変更、薬歴作成に時間がかかっている
株式会社アップウェルズ 様

大阪府大阪市に店舗を構える、さん薬局は、面で幅広く処方を受けており、全体の6割が、整形外科、内科、小児科のクリニック、4割が在宅医療機関から在宅患者さんを受け入れています。
2022年2月にメディクスを導入しましたが、メディクス導入前、他社のクラウド型電子薬歴を利用していました。今回は、なぜ、他社クラウド型電子薬歴からメディクスに変更したのか、そして、メディクス導入後の変化について、打上社長にお話をうかがいました。
薬歴業務と在宅をもっと最適化したい。最新のクラウド型電子薬歴を導入。
※2022年夏、さん薬局の店舗改装が行われ、内装も新しくなっております!
電子薬歴の変更をしたきっかけをお聞かせください。
外来の患者さんの薬歴作成に、どうしても時間がかかり、残業が発生していました。
さん薬局では、全体の処方の4割が在宅の患者さんなので、患者情報や処方歴を、薬局の外で見たいという思いもあり、電子薬歴を変更するのであれば「クラウド型の電子薬歴にしたい」と決めていましたね。
「充実した薬歴を素早く書くこと」と「在宅における情報共有をスムーズに行う」ことを目的に、電子薬歴の変更を検討し始めました。
その後、他社のクラウド型電子薬歴をご導入されました。
「クラウド」にこだわりすぎて、薬歴の機能自体を重視していませんでしたね。
薬歴としての機能検討を後回しにしてしまったことで、電子薬歴変更の目的だった、「充実した薬歴を素早く書くこと」と「在宅における情報共有をスムーズに行う」ことが実現できていませんでした。
2年ほど使いましたが、薬剤師の立場からすると、使いにくかったというのが正直な感想です。「充実した薬歴を素早く書くこと」という点では、欲しい情報がすぐに見られなかったというのが課題でした。
私は、薬歴は「もう一人の薬剤師」だと思っているので、すぐに欲しい情報を教えてくれるような薬歴が、良い薬歴だと思います。
以前使っていたクラウド型電子薬歴は、色々なボタンをタッチしなければ欲しい情報を見ることができませんでした。
例えば「オリジナルで作成した指導文」と「電子薬歴に搭載されているテンプレート」が、全く別のところにあったので、指導文を記入する際に、手間とストレスがありました。
そういった細かい部分にはなりますが、知りたい情報を知るために、色々な画面を開く必要があり、結果として薬歴の作成に時間がかかっていました。
薬歴メーカー指定の端末を購入する必要があったため、クラウド型ではありましたが結局、薬歴の端末を2台しか設置できなかったというのも時間がかかっていた要因だと思います。
――「在宅における情報共有をスムーズに行う」点についてはどういったところが課題でしたか。
薬局内外での患者情報の共有が課題でした。
在宅訪問を行っているため、薬剤師だけではなく、事務さんとも薬局内外で連携をとる必要があります。
しかし、以前の電子薬歴では、写真の登録手順が煩雑だったり、導入できる端末が指定されていて、10人ほどのチームに対して、2台しか導入していなかったこともあり、好きな時に見られなかったりと、上手く連携できていませんでしたね。
薬歴による残業や、チームの負担などを考えると、契約期間は残っていましたが、早く現状を打破したいと思い、最終的にメディクスを導入することに決めました。
最新から最新へ。他社クラウド型電子薬歴からメディクスを導入した理由とは。
メディクス導入後、変化はありましたか。
格段に変わりました。
メディクスは、服薬指導に必要な情報を1画面で見ることができるので、以前の電子薬歴で感じていた、「欲しい情報をすぐに見られない」という課題は無くなりましたね。
例えば、「ムコスタ」が以前に処方された患者さんに、「ムコスタ」が今回処方されると「以前」というボタンが表示されます。そのボタンをクリックするだけで、「ムコスタ」が処方された時の薬歴にワンクリックで飛べるんです。
こういった本当に細かい部分ですけど、メディクスはワンクリックで欲しい情報を見ることができます。「薬剤師の心をよくわかっている電子薬歴だな」と思いますね。
監査の情報なども、ワンクリックで見られるので、結果的に、患者さんを待たせずにスムーズにお薬を渡せていると思います。
待ち時間を短くすることは患者さんが一番求めることだと思いますし、薬局を選ぶ基準の一つだと思うので、そういった意味でも大きく変化を感じています。
 以前処方された薬には「以前」ボタンが表示。 クリックすると、前回処方された時の薬歴が表示できる。 |
薬歴の作成時間も短縮できましたか。
半分以下になっていると思います。
特にメディクスでは、音声入力もできるので、タイピングせずに指導文を入力できる点も重宝していますね。
薬歴記載に使っていた時間を大幅に短縮できているので、解約金を支払ってでも、メディクスに変更してよかったと思っています。メディクスは、元々使用料も安いですしね。
「在宅における情報共有をスムーズに行う」という課題は解決できましたか。
以前のクラウド型電子薬歴で感じていた課題は全て解決できました。
メディクスは、端末を選ばず導入できるため、レセコンからもメディクスを見られるようにしています。そのため、事務さんも、好きなタイミングで見ることができています。
また、往診同行の際に、欲しい情報がすぐに見られるので、ドクターの質問にもスムーズに答えることができるようになりました。
以前のクラウド型電子薬歴は、画面遷移が多いわりに、動きが遅かったのも不満な点でした。
メディクスにしてからは、端末の動きもスムーズで、ドクターのペースに合わせて往診同行を行うことができています。ドクターのペースに合わせられないと往診同行の意味がありませんからね。
実際、質問にすぐに答えられるので、ドクターからの評価も高かったですよ。
他の電子薬歴と比較して、メディクスのメリットはなんでしょうか。
すぐに情報が見られることや、入力が簡単なのはもちろんですが、質の高い薬歴の作成をサポートしてくれるところが特に良いですね。
例えば、ハイリスクや乳幼児加算の算定の際に、「指導文が入っていません」「体重を入れてください」など、アラートを上げてくれるんです。
自分が書いた薬歴で漏れていた点を教えてくれるので、薬歴として抜けのない、完璧に近い薬歴が書けると思います。
ここまで、細かいところまで、目が行き届いている電子薬歴はなかなかないと思いますよ。薬剤師の経営者に勧めたら、全員が良いっていうと思います。
他社のクラウド型電子薬歴を使ったからこそ、メディクスの良さを、より実感できています。
 記載チェック機能で記載漏れを防止 |
今後、電子薬歴の変更を考えている薬局に、メッセージをお願いします。
私は、薬歴はもう一人の薬剤師だと思っているので、薬歴として「書ければいい」「書いてあればいい」ではダメだと考えています。
私自身、なんとなく流行りに飛びついて、しっくりこない電子薬歴を使っていましたが、薬歴は薬剤師にとって一番大事なものです。
さん薬局では、実際にメディクスを導入したことで、電子薬歴が、薬剤師に正しい情報を教えてくれ、その情報を薬局みんなに共有してくれています。
ICT化の過渡期だからこそ、選択を間違えないよう、しっかり電子薬歴の中身を見て、決めるのが大事だと思いますね。