- 所在地岩手県
- 店舗数1店舗
- 抱えていた課題薬歴作成に時間がかかっている、在宅を推進したい
株式会社リぺリコ 様

岩手県盛岡市にあるイース薬局。2021年11月の開局と同時に、電子薬歴メディクスを導入。
以前勤務していた薬局で、他社のクラウド型電子薬歴を利用していた丘村様は、「以前の薬歴では、指導の内容に与えるクラウド型ならではのメリットが少なかった」という。
今回は、メディクス導入に至った経緯や、メディクスを導入したことによる変化について、丘村様にお話をうかがいました。
クラウド型電子薬歴を導入したきっかけを教えてください。
最初は展示会でメディクスを、別の者が拝見しました。
そこで実際に使ってみて、「これは使いやすい」ということで、本格的にデモの依頼をさせていただきました。
デモに来ていただいて、実際に触らせていただく中で、社内全員で使い勝手の良さを確認できたので、メディクスさんに決めさせていただきました。
クラウド型以外の他の電子薬歴は候補にありましたか。
薬局として、在宅などへ力を入れていくことを考えた時に、クラウド型の電子薬歴の方が、薬局の外でも見られるというメリットがあるので、クラウド型にすることは決まっていました。
他のクラウド型薬歴と比較してどうでしたか。
実は、前の職場で他社のクラウド型の電子薬歴を使わせて頂いていました。
以前使っていた薬歴はアプリだったので、「ブラウザ型のメディクスは、レスポンスが遅いのではないか」という不安がありましたが、正直杞憂でした。
非常に使いやすいですし、今の所困っている事もありませんね。
 ブラウザで動くので、複数の患者さんをタブで開くことが可能 |
以前使っていた他社のクラウド型の電子薬歴では、患者さんへの日常的な指導やアドバイスに重点を置いていますが、実際その機能を用いて薬歴を書くということは少なかったです。
そのため以前の職場で、折角クラウド型に切り替えても、患者さんへの指導の内容はあまり変わらなかったり、限られた時間で指導する中で、日常生活などまで踏み込めなかったり、大部分が手入力だったのが実情でした。
メディクスは指導例文のテンプレートがいいですね。現場に即した例文が多くて、指導していく上でかなりの手間が省けます。以前、他社の薬歴に対して抱えていた不満点も、解決できています。
「指導例文のテンプレートがいい」というのは、具体的にどのような点ですか。
ハイリスクの副作用の確認の際に、自動で文章が作成できる機能が特に気に入っています。前回指導した副作用について、確認ボタン一つで、前回の指導を踏まえた文章が作成されます。それを手で打ち込むと手間になりますし、前回の内容を引き続いで記載ができるので、「つながりのある薬歴の作成」にもつながっています。
 前回の指導画面で「確認」ボタンをクリックすることで、今回の指導文を作成 |
個別指導などは指摘される事項ですよね。
そうですね。前回のものを踏まえた上での薬歴を書かなければいけないっていうのは、個別指導でも重視される点なので、一押しの便利機能です。
在宅での使い心地はいかがでしょうか。
非常に便利になりました。
端末を持ち出して、患者さんの情報をその場で確認しながら、業務ができるのは本当に良いですね。
またメディクスは、施設や患者さんのお宅での出来事などを、すぐに持ち出した端末からメモすることができます。在宅から帰って来て、薬歴に書き写すという作業がないので、そういうところも業務の効率化に繋がっています。
その時間が無駄な作業になってしまうのですね。
そうなんです!二度手間になりますし、思い出すっていう時間や負担も無くなるので、すぐに記録できるというのはとても便利だと思います。
施設患者さんの薬歴はどのように作成していますか。
施設で作業をしながら、薬歴を書きあげるというのはやはり不可能に近いので、メモ程度に書いて、薬局に戻って来てから作成しています。ただテンプレートを使用してある程度、指導文を作成できるので、薬局に戻ってきてから必要な手間は、そこまで発生していません。
新規の個別指導などこれから不安な点はありますか。
そんなに不安は感じてないんですが、やっぱり毎回同じテンプレートだと個別指導で指摘されてしまうので、同じテンプレートはできるだけ使用しないようにしています。
薬歴を書くために残業はありますか。
日常的な残業はないですね。
ただ常勤の薬剤師が私1人なので、人数が少ない中で、施設の時間をしっかりと確保しなければなりません。
ですので訪問した時に、いかに素早く効率よく業務を行うかという点を意識して、時間の管理をしていますね。
メディクスで他にお気に入りの所があれば教えて下さい。
一目で残薬がどのぐらいあるか確認できたり、過去の疑義照会の履歴などの情報がすぐに確認できるのが良いですね。画面遷移をしなくても、一目ですぐに確認できるので、服薬指導にも、スムーズに反映することができます。
今後薬局で力を入れていきたいことを教えてください。
新しい薬局なので、まず基本となる地域の患者さんに私という人間を頼りにしてもらえるかというのが非常に重要だと思っています。
ありきたりですけど、患者さん一人一人に寄り添って、患者さんの健康のサポートをしていきたいですね。