- 所在地静岡県
- 店舗数1店舗
- 抱えていた課題他社の電子薬歴が使いづらい 紙薬歴に限界を感じている
株式会社HAP 様

静岡県藤枝市に位置する株式会社HAPは、2018年に調剤薬局をオープン。小児科・耳鼻咽喉科の患者さんをメインに、時には、月に800枚の処方箋を受け付けています。開店当初よりメディクスを導入。今回は、株式会社HAPの髙原先生に、お話をうかがいました。
現場の声を即座に反映。業界の変化にも、頻繁なアップデートで機能を実装。
メディクスの導入に至った経緯をお聞かせください。
知り合いだった薬局から紹介されたのがきっかけでした。以前勤務していた薬局では、紙薬歴や一体型の電子薬歴を使っていたのですが、使い勝手が悪かったので、薬歴単体メーカーで探していました。 ただ、開局間近だったため、悠長に選んでいる時間は正直なかったんですよ。すぐにメディクスの導入に踏み切りました。
PCの設定も迅速に行ってくれて、レセコンメーカーの人と連携しながら進めてくれたので、スムーズに開局を迎えることができました。
メディクスを導入して、率直な感想をお聞かせください。
要望への対応の速さは、大きな魅力のひとつですね。導入した時も含めて、非常にスムーズに対応してくれました。機能要望をすることもあるのですが、すぐに薬局の声を拾い上げて、改良してくれます。
実際にどういった機能が実装されましたか。
報告書だけの件数などを調べたかったのですが、導入当初は調べられませんでした。後から集計したりするときに結構面倒だったので、要望を出したら、すぐに実装してくれました。
報告書でいえば、宛先を複数選択できるようにもしてくれましたね。ドクターだけではなくて、ケアマネ―ジャーや患者さんのご家族にも共有したい情報ってありますよね。そういった背景を伝えたら、即座にメディクスに反映してくれました。
薬機法が改正になったり、調剤報酬の改定があった際は、薬局も情報をアップデートしていかなければならないので、メディクスの改良の速さは非常に助かっています。
ありがとうございます。メディクスの集計機能に対するご要望もいただきました。
そうですね。集計機能は主に、医薬品当たりの月別の数量を把握するために使っています。これも昔は、処方された回数で出ていましたよね。当店で知りたいのは、5,000錠でたのか、3,000錠でたのか、という錠数でしたので、改良されて更に使いやすくなりました。
 月額費用なしで、集計機能が利用可能。他にも、店舗ごとの来局者の年齢層やピークタイム、薬歴の記載状況を確認可能。 |
小児科ならではの難しさ。薬歴作成の効率化で、他の業務に注力が可能に。
小児科の患者さんも多く来局されると思いますが、小児科ならではの難しさはありますか。
薬剤師以外に任せられる仕事が少ないことですね。2019年にピッキングなどは調剤補助員が行って良いという発表がありましたが、小児科の場合、薬を棚から出して渡すだけではありません。粉を計ったり、シロップを計ったり、軟膏を混ぜたり……。これらの仕事は、薬剤師にしかできない仕事ですから。
小児相手だからこそ、飲みやすさなども注意しなければならないですよね。
飲み合わせによっては、混ぜると味が悪くなることもあります。また、最近は、必ずしも甘い味が好きな子どもばかりではありません。中には、御新香のようなしょっぱい味の好きな子や薄い味が好きな子どももいますよ。
小児科の患者さんを相手にしているからこその視点ですね。それらの仕事を、基本的にお一人でやられていると。
そうですね。患者さんを待たせてしまうので、3分以内に薬歴の作成は終わらせるようにしています。もちろん、混んでいるときは患者さんが帰った後に記入することもありますが、効率化できるところは効率化しないと、時間はいくらあっても足りませんね。
その点、メディクスは、指導例文が豊富に搭載されていて、自作の指導文も簡単に登録することができます。薬歴作成に関わる業務を、大幅に減らしてくれています。
また、搭載されている指導例文も、実際に患者さんに説明するようなものが搭載されているのが良いですね。
例えば、「黄疸」って書いてあるのではなく、「肌が黄色くなります」「目が黄色くなります」と、具体的です。患者さんに「黄疸」と説明しても、伝わりませんから。
高い水準で、薬歴作成の時間を効率化できるので、安心して他の業務に時間を使えるようになるのが、メディクスの魅力ですね。
 水薬1回量を、その場で分包できる水剤分包機を導入している。 |
最後に、今後取り組んでいきたいことをお聞かせください。
今後、調剤薬局は、地域連携薬局や、専門医療機関連携薬局、健康サポート薬局など、専門性を持つことが求められると思います。そうした変化が求められる中でも、しっかりと患者さんと向き合っていきたいですね。
小児科の患者さんも多く来局されるので、「薬が飲みにくい」「飲めない」という患者さんを、継続的にフォローアップしています。
メディクスで薬歴作成に関わる業務を効率化し、今後も、患者さんに向き合った薬局経営を行っていきたいです。
本日は、お時間いただきありがとうございました。