- 所在地栃木県
- 店舗数7店舗
- 抱えていた課題店舗間の薬剤師の移動が多い、在宅を推進したい
株式会社フォルマン 様

2014年設立の株式会社フォルマン。栃木県を中心に、神奈川県や埼玉県にも店舗を展開しています。2021年6月には、ブックカフェと併設されたドライブスルー薬局「おやまドライブスルー薬局」を開局。メディクスは2018年に導入。今回は、メディクス導入に至った経緯や、メディクスを導入したことによる変化について、秋山様にお話をうかがいました。
ブックカフェ併設の薬局って珍しいですね。
私自身、本が好きで、いつか本が好きな人と繋がれるような取り組みをしたいと考えていました。
実際に佐野市にあるあきやま薬局では、オープン当初から、患者さんに本を貸したりしていましたね。
今回、おやまドライブスルー薬局を出すことになって、門前のクリニックがない薬局ということもあり、ブックカフェとドライブスルーが使える薬局にしました。
リフィル処方箋が進めば、より需要が拡大しそうですね。
そうなるといいですね。
こういった薬局があると、薬剤師も「患者さんと出会おう」と能動的になるので、折を見てこういう店舗は出していきたいです。
電子薬歴の変更を検討したきっかけをお聞かせください。
店舗が増えてきたタイミングで、その店舗にいないと薬歴が書けないという環境が、とても不便でした。
また、薬歴の入力に関しても、辞書登録や音声入力で工夫をしていたのですが、どうしても薬歴に使う時間が長かったんです。
「もっと時代に即した電子薬歴はないのか」と思って探し始めたのが最初ですね。
クラウド型の電子薬歴を中心に探されていたんですね。
社内で使用経験が多かった一体型の電子薬歴も候補に入れていましたが、やはり、クラウド型の電子薬歴を中心に探していましたね。
それまでは、在宅の際に患者さんの情報を、店舗にいるメンバーに「ちょっと薬歴見てくれない?」と電話で確認することもありました。
クラウド型の電子薬歴であれば、そういった手間も無くなるので、最終的にはクラウド型で機能性の高いメディクスを選びました。
メディクスを選定したポイントはどこですか。
薬歴の入力が簡単で、なおかつ、薬剤師が考えて薬歴作成ができる点が決め手でした。
メディクスは、指導例文が充実していて、個別指導にも対応できると感じましたね。
以前使っていた電子薬歴にも、指導例文はありました。
ただ、メディクスは一歩その先の、それぞれの薬に対して「注意」「確認」「発現」を薬剤師が選択することができます。
個別指導で問われるのもそこがポイントです。
例えば、ハイリスクなら毎回指導する必要がありますが、毎回同じ内容ではいけません。
ただ実際は、指導の内容が毎回違っても、薬歴に反映させるのが難しいんですよ。
メディクスは、そういった毎回の指導の違いや実際に行った指導を、正確に反映できる電子薬歴だと感じました。
 副作用は、症状毎に「注意」「確認」「発現」で薬剤師が選択可能。 |
在宅に関わる業務は改善されましたか。
各段に違いますね。
メディクス導入前は、紙で印刷した過去の情報を見ながら、報告書を作成していました。
メディクスにしてからは報告書などが簡単に作成できるので、在宅に関わる書類作成が重荷では無くなって、「これから在宅が増えても大丈夫」と薬剤師が思っているくらいです。
また、施設在宅の場合、施設ごとに薬の置き方などが違うので、メディクスは写真で残すことができるのがいいですよね。
あとは、導入した当初からメディクスにはたくさん要望を出しているのですが、そうした要望も、随時機能に実装してくれるのもいいですね。
例えば、「患者のための薬局ビジョン」を反映して、生活像を患者さんに聞かなければならなくなったタイミングでは、リアルタイムで機能アップデートしてくれました。
こういった細かいアップデートもあって、「かゆいところに手が届く薬歴」と感じています。
おかげさまで、個別指導は全店おおむね良好です(笑)。
実際に御社の店舗にうかがわせていただくと、薬剤師がしっかりした薬歴を残していらっしゃるという印象があります。
ありがとうございます!
当社では、最初、新人研修をしっかりと行っています。
「個別指導で指摘されやすいポイントはここ」「いい薬歴とはこういう薬歴」ということを、2週間かけて共有します。
そういった研修の場に、タブレットで持ち出せるのもメディクスの良いところですね。
実際に操作しながら見せることができるので、フル活用しています。
最後に、今後薬局として、取り組んでいきたいことをお聞かせください。
社内の教育はしっかり続けていきたいですね。
今は地域連携薬局などの認定薬局制度もあるので、認定薬剤師が増えて、地域連携薬局や専門医療連携薬局も増やしていきたいというのが目下の目標です。
会社を大きくしたいとは思っていませんが、「この地域で働きたい」という薬剤師がいたら、その地域に店舗を出してあげたいと考えています。
当社の優秀な薬剤師が、働きやすく、力を発揮できる環境を、今後も整えていきたいと考えています。