薬局に関わる基礎知識|薬局の開業

新たに薬局を開業するにあたって

薬局を初めて開業される場合、諸官庁や組織に申請書・届出書等を提出しなければいけません。加えて診療報酬請求システム、薬歴記録システム、薬局WEBサイトの準備等、準備するものも多岐にわたります。

さらに近年は、薬局のデジタル化、感染症対策、医療の提供体制の社会変化に伴って、時代の潮流に合わせた薬局体制を整える必要もあります。
今回は、複雑化している薬局の開業手順を簡単に解説します。

今の薬局のカタチにあった開業準備とは

まず薬局を開設するためには、事前に都道府県知事の許可を受ける必要があります。 薬局の開設者は薬剤師である必要はありません。
許可申請に必要な書類は、申請許可書に加え、申請許可書に添付する書類として下記の書類が必要です。
(※2021年5月時点千葉県の場合です。詳細は各都道府県へお問い合わせください。)

  1. 店舗の平面図
  2. 業務体制概要書
  3. 薬剤師又は登録販売者一覧表
  4. 実務従事証明書・業務従事証明書・勤務状況報告書(登録販売者を店舗管理者とする場合)
  5. 事業内容書
  6. 登記事項証明書(法人の場合)
  7. 役員の画定図(法人の場合)
  8. 管理者の雇用証明書(申請者が管理者でない場合)
  9. 勤務薬剤師・登録販売者の雇用証明書
  10. 申請者(法人の場合は、業務を行う役員)の診断書(法人の場合は、疎明書に代えることが可能。)
  11. 薬剤師免許証あるいは販売従事登録証(原本):原本照合のため、持参ください。

出典)千葉県:【医薬品医療機器等法】店舗販売業許可申請
※ 東京都の場合は以下になります。
薬局許可申請書( 新規 )の提出部数及び記載上の注意
記載元)東京都福祉保健局:薬局開設許可新規申請書

この他にも法人登記、不動産契約、保険薬局指定の書類、多数の準備項目があります。

準備したい薬局内のシステムや設備の選定

こうした薬局開業のための事務手続きを終えたら、実際に薬局内で使用するシステムの選定です。薬局内のシステム選定は、業務に直結する部分ですので十分に検討したいところです。

薬局業務運営ガイドラインより、『薬局は、ファクシミリを設置することが望ましい』とされていますが、薬局業務を行う上で、準備したいシステムや設備は多数あります。

出典)厚生労働省:薬局業務運営ガイドラインについて ※12-(6) ファクシミリ患者サービス

薬局内で一般的に導入されているシステムや設備は、例えば、下記のようなものがあります。

  1. レセプトコンピューター(レセコン、調剤報酬請求システム)の準備
  2. 薬歴記録システム(電子薬歴システム)、薬歴端末の準備
  3. 処方箋予約システムの準備
  4. 薬局WEBサイトの準備
  5. 遠隔服薬指導と付随する電子決済システムの準備

近年では、感染症の拡大や、オンライン資格確認制度の導入など、薬局を取り巻く環境が目まぐるしく変わっているので、無料オンラインセミナーや勉強会に参加しながら情報を取得することが、より理想の薬局作りに繋がると考えられます。

新規開業の不安と解消できるシステムの条件とは

では、新しく薬局を開業する際に、多くの経営者が不安に感じることには、具体的に何があるでしょうか。

「開業の設備投資コストの予想がつかない」
「患者さんがリピートしてくれるか不安」
「個別指導にて薬歴に関する返戻が出てしまわないか」
「感染症対策に必要なものは?」
「従業員の残業時間が想定以上にならないか?」

他にも従業員が定着するか、法律の改正に導入したシステムが柔軟に対応してくれるかなど、様々な不安の声を聞きます。
このような不安を解消するには、事前の情報収集、従業員の教育体制などを整える必要があるのはもちろん、法改正や薬局を取り巻く環境の、急激な変化にも対応できるシステムの導入を検討してみましょう。

新規開業に電子薬歴メディクスがおすすめな理由

2万点以上の指導例文が標準搭載。パソコンが苦手な薬剤師さんでも使いやすい設計
電子薬歴メディクスは2万点以上の指導例文を標準で搭載しています。また情報の見逃しがないように、患者さんの情報や過去の指導内容などが、一画面で表示されています。

パソコンの苦手な薬剤師さんでも使いやすいよう、細部までこだわって設計されています。

訪問調剤や24時間対応にも活用
メディクスは薬局の外からでも薬歴の閲覧・作成が可能です。
昨今、薬局に求められている訪問調剤や、24時間対応などにも活用できます。
訪問調剤の報告書から情報提供書まで作成を支援する機能があり、地域連携薬局や健康サポート薬局としての機能を多数搭載、薬局さんのアシストができる電子薬歴です。

対面での接触機械を減らすことができる遠隔服薬指導システム「Medixsリモート調剤薬局™」
感染症の拡大に伴い、遠隔服薬指導が解禁されました。クラウド型電子薬歴メディクスなら、遠隔服薬指導に利用できる「Medixsリモート調剤薬局™」と連携し、薬歴情報の確認をしながらオンライン服薬指導の実施が可能です。

【 Medixsリモート調剤薬局™ 】

薬局業務を支援する様々な機能を搭載したクラウド型の電子薬歴「メディクス」
記録の入力を支援する機能で、薬歴の記載作業時間を短縮することができます。
薬剤服用歴管理指導料の算定を支援する機能だけでなく、特定薬剤管理指導料や乳幼児服薬指導加算などの加算を算定する際の記載漏れを防ぐ機能も備えています。


料金体系

メディクスの料金プランは「何台置いても月額利用料一律」が特長です。
ご導入時は初期手数料と、あとは月額利用料のみでご利用いただけます。
詳しくはお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
※薬局外に持ち出してメディクスを利用する場合は別途設定および利用料金が必要です。

料金プランの詳細はこちらから

よくある質問

導入に必要な期間はどのぐらいですか?
通常は2週間ほどでご導入が可能です。導入時期によってはお時間を頂くこともございます。
メディクスは高スペックのパソコンでなければ使えないのでしょうか?
いいえ。ノートパソコンやiPad・Surfaceなどのタブレット端末でも薬歴の記入ができます。
メディクスはレセコン一体型の薬歴ですか?
メディクスはクラウド型電子薬歴です。レセコン一体型ではなく、お使いのレセコンと連動させることで機能します。
地方の薬局ですが、出張デモは可能ですか?
可能です。またオンラインでのご説明も行っております。
無料のお試しが可能な出張デモ、お見積、ご質問など、お気軽にご相談ください。
いま使っているレセコンデータと連携できますか?
NSIPS®に対応しているレセコンであれば連携可能です。
お使いのレセコンがNSIPS®に対応しているかは、現在お使いのレセコンメーカーに確認をお願いします。
他社システムで作成・保存してある過去の処方薬情報は移行できますか?
NSIPS®に対応しているレセコンであれば過去の処方薬情報を移行できます。
他社システムで作成・保存してある電子薬歴は移行できますか?
「電子薬歴データ交換仕様に関する連絡協議会(exPD:association for exchange of Pharmacy electronic medical record Data)」に加盟している電子薬歴のデータは、データ移行が可能となります。
その他のご質問

セミナー情報

開催日時:2023年4月13日(木)19:15~20:45

<HYUGA PRIMARY CARE株式会社様 × Axis共催セミナー>Amazonに対抗できる薬局の存在価値とは?〜薬局が「果たすべき役割」を考える〜

2022年9月に、Amazonが日本国内での処方箋医薬品のネットでの販売を検討していることが、ニュースで報道されました。Amazonはその巨大な顧客基盤や技術力を活かし、薬局業界においてもその存在感を強めていくことが予想されています。現在の調剤薬局は様々な課題が浮き彫りになっており、電子処方箋の普及促進、ロケーションフリー化によるビジネス展開の拡大など、その課題は多岐に渡ります。今回は、HYUGA PRIMARY CARE株式会社 代表取締役社長の黒木哲史氏をお招きします。Amazon薬局参入によって生じる問題点、調剤薬局側が取るべき戦略、そしてこれからの薬局の役割について、参加者の皆様と共に考えていきます。今後の経営計画の策定・対策にぜひご活用ください。

開催日時:2023年3月20日(月)19:00~3月27日(月)18:00

【ご好評につき、1週間限定アーカイブ配信】
〜最近の攻撃はこんなに巧妙なの?〜『今薬局が狙われている!?』後で後悔しない薬剤師が知っておくべき薬局のセキュリティ対策(基礎)

株式会社アクシスでは、薬局業界でのサイバーセキュリティ対策の遅れや不備によるリスクが高まっていることに危機感を抱いております。そこで、医療業界とインターネットの関係性に着目し、医療分野におけるサイバーセキュリティ対策の必要性を解説するセミナーを昨年開催いたしました。今回はより多くの方に、対策と知識を知って頂くために1週間限定のアーカイブ配信をおこないます。電子処方箋の運用が始まり、急速なIT化が進んでいる現状です。薬局業界で働く皆さまに、ご聴講をオススメしたいセミナーとなっています。

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