在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料について|令和2年度診療報酬改定

【新設】在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料2(200点)

患者の状態に応じた在宅薬学管理業務の評価が下記の通りに見直されました。

緊急時の訪問薬剤管理指導について、医師の求めにより、計画的な訪問薬剤管理指導の対象とはなっていない疾患等に対応するために緊急に患家に訪問し、必要な薬学的管理及び指導を行った場合について新たな評価を行う。


在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料とは?

訪問薬剤管理指導を実施している保険薬局の保険薬剤師が、在宅での療養を行っている患者であって通院が困難なものの状態の急変等に伴い、当該患者の在宅療養を担う保険医療機関の保険医の求めにより、当該患者に係る計画的な訪問薬剤管理指導とは別に、緊急に患家を訪問して必要な薬学的管理指導を行い、当該保険医に対して訪問結果について必要な情報提供を文書で行った場合に算定できる指導料です。
在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1に加え在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料2が新設されました。在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1と在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料2合わせて月4回に限り算定できます。


在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1と2の違いは?

在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1 在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料2
500点 200点
計画的な訪問薬剤管理指導の対象疾患の急変等に関して、保険医の求めにより、緊急に患家を訪問して必要な薬学的管理指導を行い、訪問結果について当該保険医に必要な情報提供を文書で行った場合に算定する。 当該患者に係る計画的な訪問薬剤管理指導の対象となっていない疾患の急変等に関して、保険医の求めにより、緊急に患家を訪問して必要な薬学的管理指導を行い、訪問結果について当該保険医に必要な情報提供を文書で行った場合に算定する。

算定要件

  • 在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料は、訪問薬剤管理指導を実施している保険薬局の保険薬剤師が、在宅での療養を行っている患者であって通院が困難なものの状態の急変等に伴い、当該患者の在宅療養を担う保険医療機関の保険医の求めにより、当該患者に係る計画的な訪問薬剤管理指導とは別に、緊急に患家を訪問して必要な薬学的管理指導を行い、当該保険医に対して訪問結果について必要な情報提供を文書で行った場合に、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1及び2を合わせて月4回に限り算定する。
  • 在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1は、当該患者に係る計画的な訪問薬剤管理指導の対象疾患の急変等に関して、保険医の求めにより、緊急に患家を訪問して必要な薬学的管理指導を行い、訪問結果について当該保険医に必要な情報提供を文書で行った場合に算定する。
  • 在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料2は、当該患者に係る計画的な訪問薬剤管理指導の対象となっていない疾患の急変等に関して、保険医の求めにより、緊急に患家を訪問して必要な薬学的管理指導を行い、訪問結果について当該保険医に必要な情報提供を文書で行った場合に算定する。
  • 「区分 15 在宅患者訪問薬剤管理指導料」の(4)に規定する同意を得ている場合において、在宅基幹薬局に代わって在宅協力薬局が緊急訪問薬剤管理指導を行った場合は、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料を算定できる。なお、その場合においては、「区分 15在宅患者訪問薬剤管理指導料」の(4)の取扱いに準ずること。
  • 在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料を算定するためには、薬剤服用歴の記録に「区分 10薬剤服用歴管理指導料」の(4)の記載事項に加えて、少なくとも次の事項について記載されていなければならない。
    1. 訪問の実施日、訪問した薬剤師の氏名
    2. 当該患者の在宅療養を担う保険医療機関の保険医から緊急の要請があった日付及び当該要請の内容並びに当該要請に基づき訪問薬剤管理指導を実施した旨
    3. 訪問に際して実施した薬学的管理指導の内容(服薬状況、副作用、相互作用等に関する確認等を含む。)
    4. 当該保険医に対して提供した訪問結果に関する情報の要点
  • 麻薬管理指導加算
    1. 麻薬管理指導加算は、麻薬の投薬が行われている患者に対して、投与される麻薬の服用状況、残薬の状況及び保管状況について確認し、残薬の適切な取扱方法も含めた保管取扱い上の注意等に関し必要な指導を行うとともに、麻薬による鎮痛等の効果や副作用の有無の確認を行い、当該患者の在宅療養を担う保険医療機関の保険医に対して必要な情報提供を行った場合に算定する。
    2. 麻薬管理指導加算は、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料が算定されていない場合は算定できない。
    3. 麻薬管理指導加算を算定するためには、薬剤服用歴の記録に「区分 10 在宅患者訪問薬剤管理指導料」の(4)及び「区分 15 の2 在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料」の(5)の記載事項に加えて、少なくとも次の事項について記載されていなければならない。
      1. 訪問に際して実施した麻薬に係る薬学的管理指導の内容(麻薬の保管管理状況、服薬状況、残薬の状況、麻薬注射剤等の併用薬剤、疼痛緩和等の状況、麻薬の継続又は増量投与による副作用の有無などの確認等)
      2. 訪問に際して行った患者・家族への指導の要点(麻薬に係る服薬指導、残薬の適切な取扱方法も含めた保管管理の指導等)
      3. 当該患者の在宅療養を担う保険医療機関の保険医に対して提供した訪問結果に関する情報(麻薬の服薬状況、疼痛緩和及び副作用等の状況、服薬指導の要点等に関する事項を含む。)の要点
      4. 患者又は家族から返納された麻薬の廃棄に関する事項(都道府県知事に届け出た麻薬廃棄届の写しを薬剤服用歴の記録に添付することで差し支えない。)
  • 乳幼児加算は、乳幼児に係る薬学的管理指導の際に、体重、適切な剤形その他必要な事項等の確認を行った上で、患者の家族等に対して適切な服薬方法、誤飲防止等の必要な服薬指導を行った場合に算定する。
  • 保険薬局(在宅協力薬局を含む。)の所在地と患家の所在地との距離が 16 キロメートルを超える訪問薬剤管理指導については、患家の所在地から 16 キロメートルの圏域の内側に、在宅患者訪問薬剤管理指導を行う旨を届け出ている薬局が存在しないなど、当該保険薬局からの訪問薬剤管理指導を必要とする特殊な事情がある場合に認められるものであって、この場合の在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料の算定については 16 キロメートル以内の場合と同様に算定する。特殊な事情もなく、特に患家の希望により 16 キロメートルを超えて訪問薬剤管理指導を行った場合の在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料は保険診療としては認められないことから、患者負担とする。この場合において、「保険薬局の所在地と患家の所在地との距離が 16 キロメートルを超えた場合」とは、患家を中心とする半径16 キロメートルの圏域の外側に当該保険薬局が所在する場合をいう。ただし、平成 24 年3月 31 日以前に在宅患者訪問薬剤管理指導料の「注1」に規定する医師の指示があった患者については、当該規定は適用しないものであること。
  • 「注4」に規定する交通費は実費とする。

在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料と他の加算・指導料との同時算定について

算定要件を満たした場合、麻薬管理指導加算と乳幼児服薬指導加算は、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料と同時に算定ができる。




出典:令和二年診報酬療改訂の概要
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000608537.pdf

Ⅲ-3 質の高い在宅医療・訪問看護の確保 -⑯
「別添3 調剤報酬点数表に関する事項」
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000604943.pdf
区分15の2 在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料





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