電子薬歴とは

電子薬歴とは、レセコンと連動し処方歴や副作用歴、指導歴、疑義照会の内容などを電子的に記録するシステムのことで、調剤薬局で紙媒体で記録されていた薬歴を電子的に記録できるようにしたものです。

電子薬歴で記入する項目の決定

電子薬歴で記入する項目はどのようなものがあるのでしょうか?
電子化されているとはいえ薬歴は薬歴です。

記載事項

  • 患者の基礎情報(氏名、生年月日、性別、被保険者証の記号番号、住所、必要に応じて緊急連絡先)
  • 処方及び調剤内容(処方した保険医療機関名、処方医氏名、処方日、処方内容、調剤日、処方内容に関する照会の内容等)
  • 患者の体質(アレルギー歴、副作用歴等を含む)、薬学的管理に必要な患者の生活像及び後発医薬品の使用に関する患者の意向
  • 疾患に関する情報(既往歴、合併症及び他科受診において加療中の疾患に関するものを含む。)
  • 併用薬(要指導医薬品、一般用医薬品、医薬部外品及び健康食品を含む。)等の状況及び服用薬と相互作用が認められる飲食物の摂取状況
  • 服薬状況(残薬の状況を含む。)
  • 患者の服薬中の体調の変化(副作用が疑われる症状など)及び患者又はその家族等からの相談事項の要点
  • 服薬指導の要点
  • 手帳活用の有無(手帳を活用しなかった場合はその理由と患者への指導の有無)
  • 今後の継続的な薬学的管理及び指導の留意点
  • 指導した保険薬剤師の氏名

※ウからキまでの事項については、処方箋の受付後、薬を取りそろえる前に、保険薬剤師が患者等に確認する必要があります。

情報の保存について下記のような決まりがあります

  • 薬剤服用歴の記録は、同一患者についてのすべての記録が必要に応じ直ちに参照できるよう保存・管理すること。
  • 最終の記入の日から起算して3年間保存すること。

電子化されているために特に注意を払うようにとされていること

  • 真正性、見読性、保存性が確保されていること

    真正性とは

    薬歴を書く資格を持った薬剤師が作成していること。また、誰が作成したのか第三者の目から見ても分かるようにどこの誰が書いたかが記録されていること
    それだけでなく、故意・過失にかかわらず記載ミスが無いことが重要である


    見読性とは

    「診療」「患者への説明」「監査」「訴訟」などのとき、すぐに目で見て確認できる状態になっている必要があるということ
    ただ電子化されるだけではなく、何らかのアプリケーションによって必要になったときすぐに参照できるようになっていることが必要である
    診療や監査、両方で支障をきたすことがないようにする必要がありシステムの不具合がおきたときでも最低限の情報は必ず見れる状態にしておかなければならない


    保存性とは

    記録した情報が法令で保存しておくように定められれている期間、真正性を保って見解できる状態を保っていること
    デジタルデータとして保存する場合、データを保存している機材やソフトの障害が起きないように
    記録媒体やデータを扱う機械があまりにも古すぎないように
    外からのコンピューターウイルスや不正なソフトをダウンロードしないように
    システムの更新時に既存データを書き換えてしまったり、削除してしまうことのないように注意する必要がある

  • 運用管理規定を定めること
  • 患者のプライバシー保護に留意すること

現在販売されている電子薬歴

電子薬歴は様々なメーカーから出されています。
基本機能はおおよそ同じですが、料金形態や操作画面のみやすさ・サポート体制。訪問調剤のために持ち出しやすいものかどうかなど違いが出てきています。
また周辺機器の指定がある場合やパソコンやiPadだけあればよいものなど、準備するものも各社違いがあります。

複雑化する医療のニーズに対応し、薬剤師の負担を軽減する電子薬歴

電子薬歴は様々ありますが、紙薬歴をただ電子化しただけではあまり薬剤師さんの負担軽減にはなりませんよね。
複雑化するニーズに対応しつつ、薬剤師さんの負担軽減に繋がる電子薬歴はあるのでしょうか?


電子薬歴も一人一台あると業務効率化につながります

薬歴を電子化しても、電子薬歴を記入できるコンピューターが一台しかないならほかの薬剤師さんの記入が終わるまで待たなければなりません。
これでは紙薬歴で記載しているのとあまり変わらないのではないでしょうか?
メーカーによっては専用の機械を購入しなければならず、台数によって料金が上がってしまう場合があります。
電子薬歴メディクスなら今お使いのパソコンやiPadで電子薬歴をお使いいただけます。
また、同一店舗内であればパソコンを何台設置しても月額費用は変わりません。
手軽に電子薬歴を増設できるので、各薬剤師が好きなときにほかの薬剤師の事を待つことなく薬歴の記載ができます。
パソコンの空き待ちで発生していた残業も解消されるので、働き方改革にも繋がるかもしれません。


電子薬歴メディクスならグループ薬局の連携もしやすい

メディクスは他店舗での操作がリアルタイムで反映されます。
患者さんが系列店の別店舗に行った際、薬歴の変更を反映し忘れていたために前回の処方に関する情報が抜けていたということが起きては大変です。
他店舗の操作がリアルタイムで反映されるメディクスなら、そういった反映し忘れなどデータが共有できていない状況を避けることができます。
確実に前回の処方を確認できるのでより安全な調剤を行うことができます。
さらに、指導文マスタ、疑義照会マスタを店舗間で共有できます。
これによりグループ内でのサービスの質を均一に保つことができ、より患者さんに満足いただけるサービスの提供を実現することができます
店舗ごとの来局ピーク時間や、地域別データ等も集計できるので薬局を運営する上での参考データとしてご活用いただけます。


クラウドでいつでもどこでも

メディクスはクラウド型の電子薬歴です。そのためいつでも・どこからでも薬歴のデータを参照することができます。
診療報酬改定 平成30年度(2018年)では、訪問調剤や24時間対応などが推奨されています。
iPad対応のメディクスは持ち運びも簡単。かつ薬局外からでも薬歴にアクセスできるので、訪問調剤先でも参照が簡単です。
写真撮影や書類の添付もできるので、訪問調剤をする上で非常に便利な薬歴です。
外出先で万が一機材を紛失してしまっても、不正な通信を遮断することができるので薬歴のデータを見られたり盗られたりしないようにすることができます。
紙薬歴の場合は盗まれてしまったら即座に情報流出となってしまうので、その点クラウド型のメディクスは安全であるといえます。

また、クラウド型のメディクスは時間を選ばず薬歴の編集・閲覧が可能です。
24時間対応をお考えの薬局さまにぜひともオススメいたします。

料金体系

メディクスの料金プランは「何台置いても月額利用料一律」が特長です。
ご導入時は初期手数料と、あとは月額利用料のみでご利用いただけます。
詳しくはお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
※薬局外に持ち出してメディクスを利用する場合は別途設定および利用料金が必要です。

料金プランの詳細はこちらから

よくある質問

導入に必要な期間はどのぐらいですか?
通常は2週間ほどでご導入が可能です。導入時期によってはお時間を頂くこともございます。
メディクスは高スペックのパソコンでなければ使えないのでしょうか?
いいえ。ノートパソコンやiPad・Surface・Chromebookなどのタブレット端末でも薬歴の記入ができます。
メディクスはレセコン一体型の薬歴ですか?
メディクスはクラウド型電子薬歴です。レセコン一体型ではなく、お使いのレセコンと連動させることで機能します。
地方の薬局ですが、出張デモは可能ですか?
可能です。またオンラインでのご説明も行っております。
無料のお試しが可能な出張デモ、お見積、ご質問など、お気軽にご相談ください。
いま使っているレセコンデータと連携できますか?
NSIPS®に対応しているレセコンであれば連携可能です。
お使いのレセコンがNSIPS®に対応しているかは、現在お使いのレセコンメーカーに確認をお願いします。
他社システムで作成・保存してある過去の処方薬情報は移行できますか?
NSIPS®に対応しているレセコンであれば過去の処方薬情報を移行できます。
他社システムで作成・保存してある電子薬歴は移行できますか?
「電子薬歴データ交換仕様に関する連絡協議会(exPD:association for exchange of Pharmacy electronic medical record Data)」に加盟している電子薬歴のデータは、データ移行が可能となります。
その他のご質問

セミナー情報

開催日時:2023年3月9日(木)19:30~20:30

【開始から1ヶ月】厚生労働省 電子処方箋推進担当者ご登壇 どうする?どうなる? 電子処方箋・オンライン資格確認セミナー

電子処方箋が2023年1月26日に運用開始となりました。処方箋が電子化されることで、医療機関と薬局患者との間での情報共有やコミュニケーションが促進され、社会全体により良い医療の提供が行えるようになります。また、システム化によって、医療機関薬局の間で処方意図や調剤結果についても管理サービス経由で共有することができ、医師と薬剤師のスムーズな連携が期待されています。今回のセミナーは、「導入するにはどうしたら良いのか?」「何が必要なのか?」あるいは「そもそも電子処方箋についてよくわからない」という方へ、そのような悩みの解決をお助けする機会になっております。当日は、ゲストスピーカーとして厚生労働省の伊藤建様と薬局向けの情報誌「ファーマスタイル」編集長の川瀬貴之様をお招きして、薬局が対応すべきことを具体的に解説していただきます。

開催日時:2023年2月21日(火)19:30~20:30

【株式会社メドレー様 × 株式会社Axis共催セミナー】電子処方箋「仕組みを持ったら一安心?」改めて学ぶ 電子処方箋とともに生まれ変わる薬局 未来の薬局の生存戦略とは?

2023年1月26日に電子処方箋の運用が開始となりました。今回のセミナーでは、改めて、電子処方箋の施行の背景・目的と薬局が用意すべきことを解説していきます。また、本プログラムでは、電子処方箋だけでなく薬局の恒久的なDX化について、薬局様向けのソフトウェアメーカー2社による対談を実施いたします。電子処方箋の導入が浸透した未来では、患者と薬局のつながり方が変わって行くと考えられます。「電子処方箋の準備」にとどまるだけでなく、一歩進んで、電子処方箋の普及前に薬局が備えておくべき準備や仕組みについて解説します。新しい時代に向け、新たな可能性を探求し、薬局の未来を切り開いていきましょう。是非ご聴講ください。

開催日時:2023年2月14日(火)19:30~21:00

【新薬情報、見つけにくい?わかりづらい?】PMDAを使いこなして新薬情報を手に入れろ~新薬の情報収集について考える~

株式会社アクシスと一般社団法人ファルマ・プラスは、2023年2月14日(火)19:30~より、調剤薬局・薬剤師向けセミナーとして、慶応義塾大学病院 薬剤部 医薬品情報・管理・治験担当である木村先生にご登壇いただき、新薬の情報収集に関する無償認定セミナーを共催いたします。新薬を取り扱う際には情報収集をすることが基本ですが、PMDAから入手できる情報だけでも、多くの情報が入手できます。現在、慶応義塾大学病院では多くの薬局の先生方の研修を受け入れられていますが、インタビューフォーム、審査報告書、RMPを見る機会はそこまでないという話を聞いています。これらを見るだけでも得られる情報が多いので、より効率的で実践的な新薬情報の探し方を、この機会にぜひ学んでみてください。

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