電子薬歴の比較
種類・メーカー、それぞれの特長について

どの電子薬歴を選ぶかお悩みの皆様へ

電子薬歴は必要な薬歴をすぐに検索できたり、入力が楽だったり、場所をとらなかったりと非常に便利です。
業務の効率化のため、検討なさっている薬局様も多いかと思います。
ですが実際に導入を考え始めると、どの電子薬歴を選ぶべきか迷いますよね。
数ある電子薬歴の中から、自分たちの薬局に合った電子薬歴を選ぶにはどこを比較してみればよいのでしょうか?

そもそも電子薬歴はどんな種類があるの?

電子薬歴はメーカーによって、大きくわけて以下の3タイプに分かれています。


①パソコン1台で運用するもの(パソコン自体に薬歴データを保存するタイプ)
②複数のパソコンで運用するもの(主に薬局にサーバーを設置してデータを保存)
③クラウド型のもの(ネットワーク上のサーバーにデータを保存)


薬局の業務内容や今後の展望などによって上記のどのタイプを選ぶべきかが変わってきます。それぞれどのような違いがあるのでしょうか、比較してみましょう。



①パソコン1台で運用するタイプの電子薬歴

こちらのパソコンに直接データを保存するタイプは一番イメージしやすいかもしれません。
パソコンの中に薬歴情報を保管するタイプで、インターネットにつながらなくても薬歴情報を利用できることがメリットです。
外出先で使うには、持ち出し用の専用端末を利用する場合が多く、端末費が高額な場合が多いです。


また、パソコンが壊れてしまったりした場合中のデータ全てが消えてしまうことも考えられます。
法律が改定になったときなど薬歴の書き方が変わった場合、更新ソフトを入れなおす必要が出てきます。
その度に更新料金も必要となる場合が多いため、見積の際には確認が必要です。


  • インターネット環境が不要
  • パソコン1台でしか使えない
  • 紛失、故障、盗難された場合、データ紛失・漏洩の大きなリスクがある
  • 更新作業や更新費用がかかる

パソコンのトラブルや新しい電子薬歴のインストールなどに冷静に対応できる薬剤師さんのいらっしゃる薬局が向いているでしょう。
この手の電子薬歴の場合、薬歴をインストールしている機械の不調は業務に支障をきたす場合があるので、困った時すぐに連絡して対応してくれるメーカーさんか確かめることも必要です。
導入前に担当者はどんな人か連絡を取り合ってみるのが良いでしょう。



②薬局にサーバーを設置するタイプの電子薬歴

薬局にサーバーを設置してデータを保管するので、パソコン複数台で使用でき、インターネットの利用が無いときでもデータの閲覧や編集が可能です。
ただ、比較的大掛かりな機材の導入が必要になります。使うパソコンや周辺機器機械がメーカー指定のものである場合も多く、初期費用がかなりかかります。
各薬局にひとつずつ設備を整える必要があるので、チェーン展開している薬局の場合、全店舗への導入コストと時間が必要になります。
機材の故障などの場合、代替機をメーカーが用意してくれるまで待ったり、修理できる技術者が来るまで待つ必要があるので業務が長時間滞る場合があります。
外出先で使うには、持ち出し用の専用端末を利用する場合が多く、端末費が高額な場合が多いです。


  • インターネット環境が不要
  • 機材等の初期費用が高額
  • 複数台での使用が可能

安全性は比較的高く保てるタイプの電子薬歴ですが、機械トラブルの際の復旧に時間がかかるデメリットがあります。
もしもトラブルが起きたとき、どれくらいで対応してもらえるものなのか?祝祭日営業している薬局様であれば、そういった日でも電子薬歴メーカーは対応してくれるのか確認しておくと安心です。



③クラウド型の電子薬歴

クラウドタイプの電子薬歴は、インターネット上に作ったデータの保管場所に、薬歴のデータを預けておく事が可能です。
インターネット環境さえあれば、「いつでもどこでも」使えて自由度の高いタイプです。

パソコンの中にデータを入れているわけではないので、パソコンが壊れたりしても他のパソコンやタブレットでログインすれば薬歴情報を取り扱うことができます。
インターネットとお手持ちのパソコンさえあれば良いので機材の購入費用が少なくすむ傾向があります。
訪問調剤・チェーン店舗間・出張先など、外部で薬歴が使えます。
iPad等の軽いタブレットに対応しているものだと、訪問調剤の際の持ち歩きに便利です。
チェーン展開している薬局の場合、他店舗で記録された電子薬歴の情報も見ることができるので、未記入薬歴を残しません。

さらに、法律改定時等の変更も、すぐにオンライン上の電子薬歴に反映され、更新作業が要りません。
薬局側で何かアップデートのための作業をする必要は無いので、日々の薬局業務に集中することができますね。


  • インターネット環境が必要
  • インターネット環境さえあれば、いつでも・どこでも使用可能
  • 複数台での使用が可能
  • チェーン店舗間で、薬歴・患者情報の共有ができる
  • 高額な専用機材が必要ないタイプもあるので、導入費用が安い

一方、クラウド型は薬局の外に薬歴データを保管する仕組みが不安という声もあります。
確かに薬歴情報を薬局外で管理することに不安を覚えるのは無理も無いことだと思います。

しかし、薬局の中にサーバーがあれば完全に安心というわけではありません。
同じくハッキングにも警戒が必要ですし、東日本大震災の時には薬歴が流されてしまったために、かつての薬歴が一切参照できなくなってしまったケースもあります。

クラウド上のサーバーは、薬局サーバー設置型では置けないような高性能な機器を使用されているため、高いセキュリティで守られており、パソコン故障・盗難・災害による、データ紛失・漏洩のリスクがありません。

クラウド型電子薬歴を使ってみたいと思われる薬剤師さんたちへ

料金体系

メディクスの料金プランは「何台置いても月額利用料一律」が特長です。
ご導入時は初期手数料と、あとは月額利用料のみでご利用いただけます。
詳しくはお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
※薬局外に持ち出してメディクスを利用する場合は別途設定および利用料金が必要です。

料金プランの詳細はこちらから

よくある質問

導入に必要な期間はどのぐらいですか?
通常は2週間ほどでご導入が可能です。導入時期によってはお時間を頂くこともございます。
メディクスは高スペックのパソコンでなければ使えないのでしょうか?
いいえ。ノートパソコンやiPad・Surface・Chromebookなどのタブレット端末でも薬歴の記入ができます。
メディクスはレセコン一体型の薬歴ですか?
メディクスはクラウド型電子薬歴です。レセコン一体型ではなく、お使いのレセコンと連動させることで機能します。
地方の薬局ですが、出張デモは可能ですか?
可能です。またオンラインでのご説明も行っております。
無料のお試しが可能な出張デモ、お見積、ご質問など、お気軽にご相談ください。
いま使っているレセコンデータと連携できますか?
NSIPS®に対応しているレセコンであれば連携可能です。
お使いのレセコンがNSIPS®に対応しているかは、現在お使いのレセコンメーカーに確認をお願いします。
他社システムで作成・保存してある過去の処方薬情報は移行できますか?
NSIPS®に対応しているレセコンであれば過去の処方薬情報を移行できます。
他社システムで作成・保存してある電子薬歴は移行できますか?
「電子薬歴データ交換仕様に関する連絡協議会(exPD:association for exchange of Pharmacy electronic medical record Data)」に加盟している電子薬歴のデータは、データ移行が可能となります。
その他のご質問

セミナー情報

開催日時:2023年3月9日(木)19:30~20:30

【開始から1ヶ月】厚生労働省 電子処方箋推進担当者ご登壇 どうする?どうなる? 電子処方箋・オンライン資格確認セミナー

電子処方箋が2023年1月26日に運用開始となりました。処方箋が電子化されることで、医療機関と薬局患者との間での情報共有やコミュニケーションが促進され、社会全体により良い医療の提供が行えるようになります。また、システム化によって、医療機関薬局の間で処方意図や調剤結果についても管理サービス経由で共有することができ、医師と薬剤師のスムーズな連携が期待されています。今回のセミナーは、「導入するにはどうしたら良いのか?」「何が必要なのか?」あるいは「そもそも電子処方箋についてよくわからない」という方へ、そのような悩みの解決をお助けする機会になっております。当日は、ゲストスピーカーとして厚生労働省の伊藤建様と薬局向けの情報誌「ファーマスタイル」編集長の川瀬貴之様をお招きして、薬局が対応すべきことを具体的に解説していただきます。

開催日時:2023年2月21日(火)19:30~20:30

【株式会社メドレー様 × 株式会社Axis共催セミナー】電子処方箋「仕組みを持ったら一安心?」改めて学ぶ 電子処方箋とともに生まれ変わる薬局 未来の薬局の生存戦略とは?

2023年1月26日に電子処方箋の運用が開始となりました。今回のセミナーでは、改めて、電子処方箋の施行の背景・目的と薬局が用意すべきことを解説していきます。また、本プログラムでは、電子処方箋だけでなく薬局の恒久的なDX化について、薬局様向けのソフトウェアメーカー2社による対談を実施いたします。電子処方箋の導入が浸透した未来では、患者と薬局のつながり方が変わって行くと考えられます。「電子処方箋の準備」にとどまるだけでなく、一歩進んで、電子処方箋の普及前に薬局が備えておくべき準備や仕組みについて解説します。新しい時代に向け、新たな可能性を探求し、薬局の未来を切り開いていきましょう。是非ご聴講ください。

開催日時:2023年2月14日(火)19:30~21:00

【新薬情報、見つけにくい?わかりづらい?】PMDAを使いこなして新薬情報を手に入れろ~新薬の情報収集について考える~

株式会社アクシスと一般社団法人ファルマ・プラスは、2023年2月14日(火)19:30~より、調剤薬局・薬剤師向けセミナーとして、慶応義塾大学病院 薬剤部 医薬品情報・管理・治験担当である木村先生にご登壇いただき、新薬の情報収集に関する無償認定セミナーを共催いたします。新薬を取り扱う際には情報収集をすることが基本ですが、PMDAから入手できる情報だけでも、多くの情報が入手できます。現在、慶応義塾大学病院では多くの薬局の先生方の研修を受け入れられていますが、インタビューフォーム、審査報告書、RMPを見る機会はそこまでないという話を聞いています。これらを見るだけでも得られる情報が多いので、より効率的で実践的な新薬情報の探し方を、この機会にぜひ学んでみてください。

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